1,マイクロプラスチックとは何か
マイクロプラスチックとは、直径5mm以下の小さなプラスチックのこと。
と書くと些細なものに感じられるかもしれないが、
「5mm以下」は厄介なものだとこれからわかる。
マイクロプラスチックの分類
- 一次マイクロプラスチック
【家庭】
洗顔料や歯磨き粉のスクラブ材(ポリエチレン末、高融点ポリエチレン末など)
主に家庭の排水溝などの下水処理を通り、海へ流出。
小さすぎて今の技術では回収不可能。製品化されたあとの対策は難しい。
★化繊の洋服、洗うたびに繊維状のマイクロプラスチックが同様に海へ流出!
【企業】
プラスチック製品を作る原料の「レジンペレット」もマイクロプラスチック
- 二次マイクロプラスチック
捨てられたビニール袋やペットボトル、たばこのフィルターなどの
プラスチック製品が側溝→川→海へ流出
紫外線などにより劣化し、波の作用で破砕されてマイクロサイズになる。
これらは、ごみの発生を抑制することで対策できる。
マイクロサイズになってからの回収は困難。
以上が、簡単ではあるが、マイクロプラスチックは何たるかである。
早速、洗面台へ行き、洗顔料や歯磨き粉の裏面を見てみる。
ポリエチレン末の文字が並んでいないだろうか。
並んでいないことに安心してはいけない。
わたしが着ているのは、化繊100%のフリースだ。
次回は、マイクロプラスチックが、どんな影響を与えるのか魚と人間と海で調べる!